ライフスタイル

児童相談所に通報されたら妹がアスペルガー症候群だとわかった話

妹が小学1年生のとき、虐待と間違われて児童相談所に通報されました。

妹は嫌なことがあると周囲の人が怖くなるほど泣き叫ぶ子だったので、虐待されていると思われたようです。

数日後に児童相談所の方が家に来て話をし、虐待ではないことは理解してもらえました。

そのことがきっかけで市役所の保健センターに相談に行くようになったり、発達支援センターを紹介してもらったりと、いろいろあって中学1年の2月に妹がアスペルガー症候群であることが判明しました。

ここではその時の経緯や、妹がどんな子だったのか、どんな施設を紹介されたのかを書いています。

同じような悩みを持つ方の参考になれば嬉しいです。

小学生の頃からよくパニックになる子だった

小学校に入る前はそれほどではありませんでしたが、小学校に入ってから時々パニックになるようになりました。

嫌なことや自分の思い通りにならないことがある時にパニックになるのですが、パニックになると「ギャー!」と叫んだり、「こっち来るな!」と言って誰も寄せ付けないようにしたりしていました。

特に高学年になるにつれてパニックの頻度が増えていきました。

あとでわかったのですが、妹の心の成長スピードは周りの友だちよりもゆっくりなため、友だちの輪にうまく馴染めなかったようです。からかわれたり、いじめられたりした時もありました。

小学1年生のとき通報されて、児童相談所の人が来た

小学1年生の夏、家で育てているひまわりに水をあげに行った時のことです。

妹は虫が大嫌いなのですが、ひまわりに毛虫がいて大騒ぎになりました。泣き叫ぶ妹の声を聞いた近所の人が児童相談所に通報したようで、後日児童相談所の方が家に来ました。

ですが、その時に昔からお世話になっていた市役所の方も一緒に来ました。「あの家で虐待なんてありえない」と言ってついてきてくれたそうです。

この時に妹がパニックになることや学校でいじめられていることを話すと、市役所にある「保健センター」を紹介されて、そこに月に1度相談しに行くようになりました。

「発達支援センター」を紹介してもらう

保健センターに相談に行った際に「発達支援センター」を紹介してもらい、小学校2年生から3ヶ月に1回行くようになりました。

「発達支援センター」は障害を持っている子どもや心の発達が遅れている子どもの相談をしたり、診察して薬をもらったりする場所です。

妹はここでは障害者と健常者の間ということで診断名は特に言われませんでしたが、パニックになった時に落ち着くための薬をもらったりしていました。

妹が行っていた発達支援センターは平日しかやっていなかったのと、すごく混んでいて3ヶ月に1回しか予約が取れないような状況だったので、予約した時間に間に合うように授業を途中で抜けて行っていました。

中学生になるとパニックがひどくなった

中学に上がると、理解できないことがあると固まってしまったり、パニックになった時に物を投げたり椅子や机を倒したりするようになりました。

集団行動が苦手で、例えば家庭科の調理実習で「私はこれをやる」と言い出せないので、周りの子が全部やってくれて自分のやることがなくなると、固まってしまいます。

また、先生が間違いを指摘してくれても、どうして間違っているのかわからないと「私は合ってる!」と言って泣き叫んだりします。

物を投げる時は先生方が抱きかかえて止めてくれたり、1人になって落ち着ける教室に移ったりしていましたが、収まらないことが多く、学校から「引き取りに来て欲しい」と親が呼び出されるようになりました。

中学1年の2月頃から2日に1回パニックが起こるようになり、学校から県立病院の思春期外来を紹介されました。(私の住んでいる場所では中学生までは思春期外来で、高校生からは精神科を受診できるようになるみたいです)

中1、思春期外来でアスペルガー症候群と診断される

思春期外来には学年主任の先生と担任の先生も一緒に行って2時間30分ほど話をしました。

ここで「アスペルガー症候群」であると診断されました。

そこで予約が取りずらい発達支援センターをやめて、この病院に1ヶ月に1度のペースで通うようになりました。

「こころのサポートセンター」を紹介してもらう

思春期外来に行くようになってから「こころのサポートセンター」の方から連絡があり、市役所で話をしました。(その方はあちこちの教育委員会に関わってる人で、妹のことも小学生の頃から知っていました)

診断名がついていれば福祉サービスを使えるので「こころのサポートセンター」に通うといいかもと言われました。

妹が通うことになった「こころのサポートセンター」は、週1日平日に1時間先生と2人で好きなことをして遊んだり、集団活動に慣れるために土曜日に趣味が同じ子と集まってサークル活動のようなことをしたりしています。

妹は「こころのサポートセンター」に行く手続きをしている間に学校で今までにないほど大暴れしたのを機に不登校になっていましたが、「こころのサポートセンター」は妹のペースに合わせてくれるためか、毎週楽しそうに通っています。

障害者手帳をもらった

「こころのサポートセンター」に行っている時にアスペルガー症候群でも障害者手帳をもらえることがわかったので作ってもらいました。

病院でもらう診断書の内容によって等級が1〜3級に分かれるそうです。妹は2級でした。

障害者手帳をもらうと税金の免除や交通機関の運賃の割引のほか、美術館に無料で入館できたりします。

障害者手帳をもらった方法やそのほかの支援については、以下の記事にまとめてあります。

あわせて読みたい
アスペルガー症候群の妹が障害者手帳(2級)をもらった流れと他の支援まとめ中学1年生でアスペルガー症候群と診断された妹が障害者手帳2級をもらいました。ここではもらった経緯とその方法、障害者手帳以外の支援についても解説しています。...

パニックの回数が減った

中学2年生から不登校になりましたが、「こころのサポートセンター」に通うようになってからパニックの回数がかなり減りました。

「こころのサポートセンター」で集団行動しても問題なく行動できるし、周囲の子とも楽しく話せています。

自分のペースで過ごせる環境が良かったのかもしれません。

パニックになるとパニックになった方もそれを見ている方も辛いので、落ち着いてきてよかったです。

振り返ってみるとちょっとずつではあるけど彼女も成長しているんだなぁと思うので、これからもゆっくり焦らず見守っていこうと思います。

妹がお世話になった施設についてもう少し詳しくまとめたものは以下のリンクからご覧になれます。

あわせて読みたい
妹がアスペルガー症候群と診断された。相談にのってくれた施設の紹介アスペルガー症候群と診断された中学1年生の妹が通っている病院や施設を紹介しています。アスペルガーと診断された人やアスペルガーかもしれないけどどこに相談したらいいかわからないという方の参考になれば嬉しいです。...